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「江南スタイル」のヒットで一躍世界的スターになった韓国の歌手、PSY（サイ）が25日、2週間の米国滞在を終えて帰国した。ソウル市内のホテルで記者会見を行ったPSYは「この場にいるだけでも夢かと思うほど、うれしい」と心境を語った。11月中に米国で新譜を発表することを明らかにしたPSYは会見場でも同曲の振り付け「乗馬ダンス」を披露するなど、ノリノリだった。
　以下は一問一答。

　――テレビ出演などのために米国を訪問したが、感想は
　「まだ、どぎまぎしている。信じられないことが次々に起こるので。（曲がヒットしてから）話したいことがたくさんあったが、何かきっかけがあるまで記者会見を開けなかった。今回は本当にうまくいった」

　――米国ファンの印象は
　「韓国語が分からないのに、曲と振り付けを懸命に覚えようとしてくれている。とても感謝している。歌詞が分からない曲でコミニュケーションできることに大変驚いている」

　――MTVビデオ・ミュージック・アワードの授賞式やNBCのトーク番組で「大韓民国万歳」と叫んだが
　「両方とも録画じゃなかったから（した）。何かこみ上げて来るものがあった。韓国語の単語二つにすぎないが、韓国歌手としての夢だった」

　――米国で成功した秘けつは
　「実際のところ、よく分からない。ジャスティン・ビーバーのマネージャー、スクーター・ブラウンも知人から送られて来た動画で僕のことを知ったらしい。とにかく音楽をすることで人を笑わせることに成功した」

　――米国でのアルバム発表はいつか
　「ニューシングルもしくはシングルを含むアルバムのいずれかを出す計画だ。米国側からは11月末までに新譜を出すように言われているが、間に合うかどうか。それで、発表済みの曲でアルバムをつくることを検討している。次のシングルは、たぶん英語の曲になる。発表はアルバムとしてかシングルとしてかは分からないが、11月中旬か末になる」

　――年内にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで公演するとのうわさがあるが
　「スクーター・ブラウン、（R＆B歌手の）アッシャーとクラブに行った時に雰囲気が盛り上がってブラウンが言った。でも彼は次の日『記憶がない』と言っていた。ニューヨークかロサンゼルスでの公演は近いうちに行う予定だ」

　――「江南スタイル」はK－POPの新たなジャンルを開拓したと言われているが
　「新たなジャンルを開拓したとは思っていない。海外市場にチャレンジした先輩や後輩たちがK－POPという巨大なブランドをつくってくれた。僕はそこに便乗させてもらった」

　――新譜に対する期待は大きいが、目標は
　「目標はない。今日のこれ以上の夢はないからだ。この場（会見）にいることだけでも夢かと思うほど、うれしい。あえて挙げるなら、『乗馬ダンス』を踊る韓国の変な歌手ではなく、いいコンサートをする歌手という声を聞きたい」

　――韓国政府が「独島スタイル」広報大使に任命したいそうだが
　「正式にオファーがあれば、事務所が考えるだろう」

　――今週、米ビルボードのシングルチャートでトップ10入りが有力視されている。もし1位になったら、何をしてくれる
　「できる限り多くの人が観覧できる特設舞台で上半身裸になったまま『江南スタイル』の公演をする（笑）」