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ニューヨーク在住の韓国歌手兼作曲家ユンサンが、3人組エレクトロニカ・プロジェクト・グループ＜mo:tet＞での初のアルバムを20日にリリースする。5日には自身の手がけたヒット曲を20組の歌手・グループがカバーしたスペシャルアルバム『Song　Book』がリリースされた。今回は2枚のアルバムのリリースと、来年1月10日にソウル・慶煕大学平和の殿堂で行う単独公演などのため、一時帰国した。
多くの後輩ミュージシャンらが“尊敬する先輩”として名を挙げるユンサンは、1987年にキム・ヒョンシクのアルバムで作曲家としてデビューした。1990年代のスージー・カンやキム・ミヌらから、最近では＜東方神起＞やBoAまで曲を提供している。1991年には歌手デビューも果たし、ヒット曲を世に送り出した。

『Song　Book』はユ・ヒヨルの提案からスタートしたアルバムで、20年来の付き合いになるパク・チャンハクがプロデュースした。「6年もアルバムを出していないわたしの曲を若い世代が知っているわけがない。ユ・ヒヨル、ユンゴン、＜少女時代＞と、今どきのミュージシャンが、今の若者に新曲のように聞かせてくれるのも、曲の生命力を延長させる方法だと考えた。とても感動的なこと」と紹介した。

『mo:tet』では、米バークリー音楽大学、ニューヨーク大学大学院での留学の結実を余すところなく発揮した。大衆性、商業性とは無関係の音楽を聞かせる。ドイツと英国にいるメンバーと欧州のレーベルを狙って制作したアルバムだが、まず韓国でリリースすることにした。

来年5月には6枚目の正規アルバムをリリースする。「わかりやすいメロディで、大衆性をあえて消さなかった」、1990年代の“ユンサン印”バラードファン向けの作品となる。「大衆音楽の作曲家が大衆的な曲を作れなければ終わり」だと語った。留学生活を記したフォトエッセイもそのころ出版する予定だ。