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90年代の韓国音楽シーンに欠かすことのできなかった6人グループ＜Sechs Kies＞出身のイ・ジェジンが、軍服務中に失踪してから1か月が経過したが、現在も所在をつかむことができず、妹をはじめ関係者たちの心労は限界のところまできている。

イ・ジェジンは先月2日、治療を理由に休暇を申請、外出したがその後、軍へ復帰することなく行方不明となった。イ・ジェジンの事務所関係者は「休暇に出る前日、イ・ジェジンはマネージャーへ電話をかけ“明日、休暇に出るためお金が必要”と話し、翌日に会う約束をしたが、待ち合わせ場所に姿を現さなかった」と状況を説明した。また別の関係者は「イ・ジェジンは入隊後にうつ病を患い、病院で治療を受けるほどであったのだから、軍関係者がもっと注意を払うべきだったはず。入隊前に使用していた携帯電話は、現在使用を停止している状態で、妹がイ・ジェジンの故郷である釜山の友人を通して手掛かりがないか確認しているところだが、今のところ有力な情報は掴めていない」と肩を落とした。
また、失踪から1か月が経過し、関係者の間には“失踪ではなく、事故に巻き込まれたのでは”との心配が広まっている。

イ・ジェジンは、伝説のグループとも呼ばれた＜H.O.T.＞と当時のアイドル人気を二分したライバルグループ＜Sechs Kies＞メンバーで、1997年に歌謡界デビュー。2000年にグループは解散したが、翌年2001年にソロ歌手としてアルバムをリリースした。それ以降2005年までに3枚のアルバムを発表している。

私生活では昨年5月に母親が他界、2006年には父親もがんにより他界しており、グループ＜舞歌堂(ムガダン)＞メンバーの妹イ・ウンジュと2人で生活していた。